■中日・平田良介
――史上68人目、球団史上8人目のサイクル安打達成しました。まずはこの大歓声を聞いてどんな気持ちですか?
「すごくうれしいです」
――改めて、球団史上8人目のサイクル安打だが?
「本当にすごくうれしいです」
――最後はシングルヒットで決めたが、記録達成の瞬間は?
「本当はいけないんですけど、自分の打席が回ってくる前の守備からバッティングのことばかり考えてました」
――相当意識があったようですが、打席では表情は落ち着いていた?
「結果というのは後からついてくると思うので、打席ではいつも通り平常心で立つことができました」
――始まりは自身6年ぶりの先頭打者本塁打から始まったが?
「打った瞬間、『どうなんだろう』というふうに思ったんですけど、まさかのネットインみたいな感じで入って。そこから今日の僕の一日は始まったのかなと思います」
――2打席目はタイムリー2塁打。先発した松坂投手にとっても大きな援護にもなったと思いますが?
「援護点というのは1点でも多いほうがいいと思うので、いいところで打てたと思います」
――三塁打はどのように打球を見ていたのですか?
「諦めていました。諦めていたんですけど、天が味方してくれたなという風に思います」
――残りがシングルヒットのみになったが?
「残りがシングルということは分かっていましたし、いつも通りの気持ちで打席に立って、相手ピッチャーのボールを打ってやるんだという気持ちだった」
――1番に入ってから活躍が続いているのでは?
「そうですね。先頭打者ホームランもそうなんですけど。たぶんここに来ているファンのみなさん、何人が知っているか、ほとんどが知らないと思います。僕、先頭打者ホームラン2本目です。たぶん知らないと思うんですよね。それでも今、ビシエドとかもみんな調子がいいですし、先頭打者が塁に出れば点につながることも多いので、1打席でも多く塁に出たいと思います」
――ナゴヤドームでのサイクル安打の達成は福留孝介選手以来15年ぶりということですが?
「15年前といえば、僕が中学を卒業して大阪桐蔭高校に入学した頃の話ですかね。高校野球でいえば、きょうも大阪桐蔭高校、僕の母校が勝ちました。母校も甲子園で優勝に向けて頑張っています。僕も中日ドラゴンズで、まだまだシーズン、残り40試合は切ってますが、まだまだ試合はあります。CSも狙える位置に十分あります。1試合1試合、最後まで気を抜かず、どんな点差でも勝ちに向かって全員でプレーしていければいいなと思います」
――明日からは東京ドームでの戦い
「本当に今日、大勢のお客さんに見に来ていただいて本当に幸せです。こんなに多くのお客さんの前でプレーできるのはプロ野球選手だけだと思っています。これからも応援の程、よろしくお願いします」