■ヤクルト・大引啓次選手
── ロッテの渡邉(啓太)投手からなかなか点が取れない状況で、西浦(直亨)選手が同点の犠牲フライを打って打席が巡ってきました。どういう気持ちだったんですか?
「前のバッターの直亨が犠牲フライを打ち上げてくれて、楽な場面で打席にたつことできました」
── フルカウントからの8球目、打ったボールは?
「インコースよりのシュートか真っ直ぐだったと思うんですけど、久しぶりにあんな会心の当たりが出ました」
── よく打席スローで観てみると、右足を微妙に引いて、シュートに対応していませんでしたか?
「スライダーもあるかと思ったんですけど、どちらでも対応できるように準備はしていました」
── 打球が左中間に抜けていくのはご覧になっていましたか?
「久しぶりに気持ちよかったですね」
── 大きな一打になりました。それが初戦黒星の交流戦で、連勝でロッテを下すことになりました。どんな思いですか?
「毎年、交流戦でチームが波に乗れないので、勝ち越すことができたホッとしています。僕自身、長いことパ・リーグでお世話になっているので、ここで浮上のきっかけを掴んでいきたいと思っています」
── 出場ゲームで9試合連続ヒット。打ち出の小槌のような感じですが、好調の理由は?
「日頃からいつ出るかわからないですけど、準備を怠らずやってきた結果が、まあ、野球の神様が観ていてくれたかなと思います」
── ホットコーナーのサードは大引選手にお任せとファンは思います。
「サードですか、マジで勘弁してほしいです。めちゃくちゃ怖いので。」
── 打球も早いですもんね。
「一か八かのところもあるので、なかなかチームの期待に添えることができないですけども、なんとか自分の守れる範囲はしっかり守って、ピッチャーに迷惑かけないようにやっていきたいと思います」
── これからの交流戦に向けて力強い一言をお願いします
「3つ神宮を離れますが、来週は神宮で戦うことができるので、熱いご声援よろしくお願いします」