■ソフトバンク・上林誠知
── 攻守に活躍ということなんですが、まずはバッティングから。先制3ランの場面。1死3塁、2塁で、ボールカウントツーボールからでしたが、あのときの狙いはどうだったんでしょうか?
「狙いはとくになかったんですけど、変化球は頭にあったので、うまく反応で打てたと思います」
── そのあとも、シングルヒット、それと今年の代名詞、スリーベースも出ました。
「スリーベースに関しては、いつも狙って言ってるわけではないので、間抜けたら常に次の塁は狙おうと思っています」
── その後は、プロ野球史上初めてポストシーズンのサイクル安打がかかっていたという、あとの2打席だったのですが、あのときの心境はどうだったのでしょう?
「ベンチでも言われていましたし、最後の打席ではスタンドからも言われたので、意識はしたんですけど、持っていなかったですね」
── 守備のほうでは3ランの後のあの守りで、素晴らしいバックホームがありました。あれも上林さんの肩が光りました。
「ただ、その前のライト前ヒット、本当は取れたので、自作自演みたいになってしまって、ちょっと申し訳なかったですね」
── それにしても、チームはよくバッティングつながりますね。
「そうですね。西武打線もすごい打線なので、打ち負けないようにしていきたいと思います」
── 去年のクライマックスシリーズでは、上林さん自身も悔し涙もありました。いろんな思いでクライマックスシリーズ戦っていると思いますが、そのあたりの心持ちを教えていただけますか?
「去年のことは去年のことで、今年は今年なので、目の前の勝負をきっちり戦っていくだけだと思います」
── 2勝2敗になりました。明日以降に向けてメッセージをお願いします。
「今日で、タイにはなったんですけど、まだ勝ち越しはできていないので、明日まず勝って勝ち越しできるように頑張りたいと思います」