■中日・松坂大輔
――今日は最初から飛ばしていたが?
「はい。相手も強いですし、自分が(連勝を)止めてやろうと思って一回から飛ばしていきました」
――6回を3安打1失点に抑えて日本で4241日ぶりの勝利。久々のお立ち台ですが?
「チームが苦しいときにこれだけたくさんのお客さんが入ってきてくれた中で、久しぶりの勝利を挙げることができて本当に最高です」
――京田選手からウイニングボールを受け取りましたが?
「物に対しての執着心はあまりないんですけど、このボールは本当に特別なものになりました」
――立ち上がりから飛ばしているようにも見えたが?
「はい。相手も強いですし、とにかく自分で連敗を止めてやろうという気持ちで初回から飛ばしていきました」
――ランナーを許す立ち上がりだったが、大野奨が盗塁を刺した?
「あれは非常に助かりました」
――5回のピンチを1点に抑えたが?
「ランナーをためたところで宮﨑君だったんですけど、最悪ああいう形(押し出し四球)でも仕方がない。ああいう形の方が最少失点で終わるんじゃないかと思いました」
――5回を投げ終えて100球。6回の打席には迷いなく向かったように見えたが?
「5回を投げ終えた時点で監督からは『もういいだろう。代わろう』と言われたんですけど、まだ投げたい気持ちがありました。投げることしか考えてなかったです」
――そして6回も抑えたが?
「前回と比べると四球も非常に多くて、僕らしいと言えば僕らしいんですけど、とにかくチームが勝てた。それが一番です」
――ファンの声援は聞こえたか?
「ピンチの場面での皆さんの応援が、本当に僕に最後の力を与えてくれた。ありがとうございました」
――松坂大輔の新しい時計が動き出した?
「チームも僕もまだまだですけど、これをきっかけにチームも僕も上にいけるように頑張っていきたいです」
――この日の投球に勇気をもらった人がたくさんいると思いますが?
「僕と年が近い人はわかると思うんですけど、小さい子たちは僕が誰かわからない子が多いと思うので。なるべくこうやってヒーローインタビューやテレビに出て、小さい子たちにも顔を覚えてもらえるように頑張りたいと思います」
――今後へ向けては?
「最終的に決めるのは監督ですけど、(登板)間隔も詰めて投げていきたい思いはある。理想としては1つも負けたくない。できるだけ多く勝てるように頑張りたいです」
――ファンへメッセージを!
「僕が投げるときに大きな声援をいただいて本当にありがたいです。僕が投げる試合だけじゃなくて、他のピッチャーが投げる時にもたくさんの方にきていただければと思います。またよろしくお願いします」