■日本ハム・宮西尚生
── プロ15年目、自身通算600試合登板。さらには273ホールドという2つの記録を達成されました。率直にこの2つの大記録を達成された気持ちはいかがでしょうか?
「まさか自分がここまでこれると思っていなかったのでうれしいです」
── 今日も出番は7回。5対2、3点リードという中で、2番手でマウンドに上がりました。600試合という節目の登板でしたが、どんな心境でマウンドに上がったのでしょうか?
「いつも通り、高梨はまだまだ投げれる余裕はありましたけど、僕の記録のせいで途中降板させてしまったので。本当に高梨がしっかりゲームを作って降りてくれたので、慌てることなくいつも通りに投げれました」
── 600試合という節目の登板。ホールドがかかった場面でしたが、そのあたり同時に決めなければいけないというプレッシャーはなかったですか?
「めっちゃありましたよ。失敗はいつもしたくないですけど、こういうときはなおさらなので、足震えながら投げていました」
── その中で、273というプロ野球タイ記録です。11年目で達しすることができました。この数字の重みというのは改めてどういうふうに感じていますか?
「本当につらいときもありましたし、先発の勝ちを消してしまって悔しい思いもしましたし。そういう意味では、監督がここまで信用して勝ちパターンで使ってくれているっていうことだと思うので、本当に感謝したいと思います」
── 宮西投手は、常々お話をされていますが、なかなかスポットライトを浴びづらい中継ぎ投手の中で、宮西投手が数字を積み上げていくたびに注目度が上がっていきます。これについてはどういう思いで普段投げているのでしょうか?
「本当は、リリーフは目立ってはダメだと思っているので、しれっと終わりたいですけど。リリーフ一本でやっている自分の立場としてこういう記録を目標に若い選手が目標としてやってくれればうれしいなと思います」
── 今日でプロ野球タイ記録になりました。次の目標を聞かせてください
「明日抑えることですね」
── 明日抑えれば、日本新記録ということになりますが?
「そのへんは、チームメイトの力が必要なので、明日もよろしくお願いします」
── ここでファンの方からの質問です。今日はヒロインデイズということで、チームの中で一番彼氏にしたい選手は誰ですかという質問です。
「誰もしたくないですけど、あそこで手を振っている奴がいるので、(西川)遥輝でいいですよ(笑)」
──理由も教えてもらえれば。
「しなくないですけど、まあ、楽かな(笑)」
──最後にファンの方へメッセージをお願いします。
「今日は僕のためにありがとうございます。明日もしっかり勝ちたいと思うので、また応援よろしくお願いします」