――ノーヒットノーランを達成した直後の気持ちというのはどんなものでしょうか。
「ランナーをふたりだしていたので、あそこで1発打たれたら3対2になるので、それだけを考えてマウンドに上がっていくことが逆によかったのかなと思います。」
――冷静な気持ちがあったんですね。
「そうですね。ここで1本打たれたらここに来てくれているファンの方から、すごいため息がくると思ったので、それだけはとマウンドで思っていました。」
――ご自身は3連敗で今日のマウンドを迎えました。今日のマウンドにむかう気持ちはどうだったんでしょうか。
「とにかく自分はどうこうじゃないですけれども、チームに勝ちを持ってこれてないということは事実だったので、本当にそこが悔しくてでもしっかり投げようと思ってそれだけを思ってマウンドに上がりました。」
――今日立ち上がりから調子自体はどうだったんですか?
「普通でした。」
――立ち上がり柄157キロの三振もありましたけれども、ストレートが良かったのかなと思いましたけれども、ご自身では何がよかったですか?
「えー、(甲斐)拓也のリードです(笑)。」
――今(甲斐)拓也さんが厳しい表情ですが(笑)。
「今日の朝起きたら拓也から“今日おまえのために頑張る”と一言ラインをもらいまして、僕も頑張ろうという気持ちになりました。」
――やはりふたりは通じ合うところがあるんですね。
「……はい。」
――千賀さんにも伺います。育成で入団して、日本のエースにまでなって、ノーヒットノーランも達成しました。どんな意識がこの成長につながったと感じてらっしゃいますか。
「お客様は分かっての通りランナーをとても出していたので、なかなかそんな感じの雰囲気がないなというのは思っていたと思うんですけれども、僕自身そうだったので。だからしっかり四球の量を減らせるように頑張ります。」
――あらためて伺いますが、ノーヒットノーランはどのあたりで意識されましたか?
「5回終わったときに『あ、ゼロだ』と思いました。」
――結構速い段階で気づいてらっしゃったんですね。
「そうですね。あと4回全力で行こうという形でできたので、よかったです。」
――改めてですが、達成の喜びもきかせてください。
「最高です(笑)。」
――ホークスは来週は西武戦もあります。水曜日木曜日、千賀投手の登板があるかどうかはわかりませんけれども、このあとのピッチングに向けてぜひひとことお願いします。
「チームに勝ちを持ってこられるようなピッチングをしたいと思います。応援よろしくお願いします。」