――まず、打席の感想をうかがう前に今シーズン初のお立ち台です。ご気分いかがですか?
「今年もしかしたらないかなとか思っていたんですけど、こうやって立てて、本当にうれしく思います。」
―― 4対3、1点を追いかける8回、2アウト1塁という場面でした。どんな思いで打席に入ったんですか?
「前のイニングに杉谷拳士くんがちょっとミスをおかしてしまいましたので(笑)、このままいったら、拳士がまたみんなにすごく文句言われてへこむだろうなと思いながらなんとか取り返してあげたいなという気持ちで打席に立ちました。」
―― 1ボールからの2球目だったと思いますが、ストレートでしたか?
「そうですね。1ボールだったので、思い切ってまっすぐ狙っていこうかなって行った結果、良い感じで打てたので、よかったなと思います。」
――ホームランを狙っていたんでしょうか?
「狙ってはなかったんですけど、たまたまアドレナリンも出てたようで、良い感じで飛びましたけどね。」
――打球がスタンドに吸い込まれていきました。入った瞬間の感想、いかがでしたか?
「拳士の顔が思い浮かびましたね(笑)。」
――ベンチはすごい盛り上がってましたよ。
「そうですね(笑)。本当によかったなと思います。」
――賢介さん自身もホームランは2年ぶりの1発ということになりましたよ。
「僕も本当にだいぶ忘れていた感覚でした。」
――実はスタンドでは、ホームラン入った瞬間、涙を流されていたファンの方もいらっしゃいましたよ。
「本当ですか。それはうれしいですけど、拳士も泣いてました(笑)。」
――賢介さんはラストシーズンであることを表明されていますけれども、あの一発見ると、ファンの方からはまだまだできるんじゃいの?っていう声も聞こえてきそうですけれども。
「そうやって皆さんに言ってもらえるように今後もしっかり活躍して、惜しまれながら引退できるように全力で頑張っていきたいと思います。」
――改めてラストシーズンにかける思いっていうのを聞かせていただいてもいいですか。
「残り100試合切りましたし、残り何試合できるか分かりませんけれども、1日でも長く、このユニフォームを着てどこのチームよりも長く野球できるようにやっていきたいなと思っています。」
――これでチームは3連勝。明日、今シーズン初の4連勝をかけるゲーム続きます。ファンのみなさんにひとことお願いしてもよろしいですか。
「チームもだいぶ乗ってきましたし、これから交流戦まで貯金作って、交流戦入れるようにチーム全員で頑張っていきたいと思いますので引き続き応援よろしくお願いします!」